余命5年と言われて(膠原病)


夜中に病院から電話がかかるのではないかと心配したが、電話はなかった。


次の朝、病室に行くと母親は落ち着いていた。
酸素の数値も95くらいはあるみたいだ。でもまた急に苦しむと下がるので怖い。


そんなことはおかまいなしに、母親は食事をするときにはチューブが邪魔だと言って、チューブを外して食べる。


「この方がよっぽど苦しくなくていい」


などと言う。


循環器科でカテーテルを入れて、肺高血圧症の検査をすると言われた。


足の動脈から入れるので、たぶん出血の心配もないでしょうと言われた。


循環器科の病室に引越しをする。
小児科の看護師さんは優しい人が多かった。