3/31
かりんの施設に、久しぶりに母と一緒に行った。
かりんは大喜びしていた。
やはりおばあちゃんと会いたかったのだ。
施設の桜も満開。
母は施設の桜を見るのは初めてだ。
毎週行っている私でも、なかなか満開の一番綺麗な時に見たことはなかった。
そのあと、私の友達が近くにいて、その友達の家のそばの道路沿いが、ピンクの枝垂れ桜の並木道になっている。
満開近くになると、その友達からメールが来る。
子供は、かりんの同級生だったのだけど、亡くなってしまった。
なので、時々お線香をあげさせてもらいに行っている。
「脳梗塞になったのよ」
突然、友達が言った。
「誰が?」
おじいちゃんのことかな?それとも旦那さん?
「わたしが」
「えーっ?!倒れたの?」
彼女は、私よりみっつ上だが、まだまだ若い。
「倒れてはないんだけど、お風呂から出て、服を着る時に左側がストッキングを履いているような感覚になってて、それでおかしいと思って病院に行ったの」
見た目は普通だ。
言語障害もなく、麻痺もない。
倒れる前にみつかって良かった。
しかし怖いなと思った。
血圧も高いと言っていたし、40過ぎたらほんとに気をつけなくては。
彼女の家は、山の中。
家も昔の創りだ。
冬場のお風呂場は暖房器具を置かないと危険だと思う。


