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昨年末の入院から、また鼻炎の方も悪くなっていた。
ひどくなってきたので耳鼻科へ。
花粉症の季節なのでかなり患者が多い。
アイチケットという、ケータイから予約できるものもあるが、いつも忘れる。
なので、待ち時間が1時間半はある。
ここの先生は声が小さく、説明もあまりしない人だ。
お年寄りや耳の遠い人も来るのに、何故ハッキリと大きな声で言ってくれないのだろう。
母にはいつもこの先生の言葉は聞こえていない。
「副鼻腔炎になってますね」
なんだそれは?
蓄膿のことなのか?
「薬だしときます。1週間後にまた見せて下さい」
診察が終わり、薬局に薬を取りに行って、そこでどんな薬が出されたのかを知る。
抗生剤とムコダイン。
ムコダイン?
シェーグレン症候群に使う薬だ。
「先生なんて言ってたの?」と母。
「副鼻腔炎になってるって」
「副鼻腔炎って蓄膿?わたしは蓄膿になったの?嫌だ嫌だ」
知らないよう。
説明ないんだから。
ムコダインはシェーグレン症候群の人の話では、とても気分の悪い薬だと聞いていたので、膠原病の病院でもらった時も飲んでないのだ。
今回ももちろん飲まない。
あの、息が止まるような発作が出るようになってから、私もいろんなことが恐怖に感じるようになっている。


