「お~い何やってんだ淳」
気付けばそこは小学校のグランドの片隅にある木に僕はもたれかかっていた
そして名前を呼んでいるのは小学校の時の親友、桐原拓真だった
「拓真、今日は何時だ」拓真は何を言っているのか不思議そうにしていた
「今日は4月6日今日から俺ら5年だぜ」
「……5年」
「どうしたんだよ行こうぜ始業式始まるぞ」
「あぁ」
取り敢えず拓真に付いて行く

始業式を終えてクラスで先生から話があった先生の自己紹介やクラスの人達の首席確認
もちろん拓真も同じクラスだ
僕はこの風景は一度見た事がある
やはり過去に戻ったみたいだ