【咲は?】
「・・・ん!?
永人くんってあたしのこと咲って言ってるっけ?(笑)」
あんまり男子と会話しないあたしは、男子から呼び捨てで呼ばれることが滅多にない。
だからとっても驚いた。
【友達になってあげたつもりだから、咲って呼んだ】
「上からだな」
【でも俺のこと嫌いなんでしょ】
あ、これ絶対前に言ったこと根に持ってる(笑)
「別に嫌いじゃないよ」
【あっそー】
ふふふ(笑)あれは冗談で言ったのにな~。
「ていうか、永人くんこそ俺も嫌いって言ったよね~!」
【うん】
「素直に好きって言ったらいいのに~(笑)」
返事が返ってこない(笑)
チラッと永人くんを見ると【見ないで】だって(笑)
少しでも絡みを長くすると嫌がるから、そんなに人と関わることが好きじゃないのかな?
「ねぇねぇ」
【・・・】
「お節介なんだけどね」
【・・・】
「もっと素直になったらいいと思うよ。
そしたらもっと友達増えると思う!」
【うるさ】
「あ、ごめん…」
やっぱりお節介だった。
たまにこういうふうに余計なこと言っちゃうから、人から嫌われるんだよなぁ。
【宿題やってんの?】
「宿題はー…やってるけど進まない。永人くんは?」
【結構進んだ】
「へぇ~。あの多すぎる数学は?」
【数学は最初に手付けたから終わった】
「え?終わった!?終わったの!?」
【うん(笑)何その顔(笑)】
「は?うっさい」
とっさに永人くんの足を蹴った。
どうして人の顔見て笑うの?
失礼極まりない人(笑)
「今は変顔してないつもりなんだけど!?(笑)」
笑いが止まらない永人くんを見ていたらこっちまで笑えてきた。
「失礼すぎでしょ!何で笑ったの?(笑)
そんなにあたしおかしい顔した?」
何か顔に付いているのかもと急いで鏡を見ても、この不細工な顔だけで後は普通。
【いっつもさ思ってたんだけど…】
「なに?(笑)」
【いつでもオーバーリアクションだよね(笑)】
「え!?そうかな?」
【顔でも言葉でも体でも表現するじゃん。
どんだけ表現レベル高いの(笑)】
初めてそんなことを言われた。
笑いが止まらない。
「そうかな?(笑)」
【うん。結構すごいよ(笑)】
「見ててうるさい感じ?それとも、セーフ?」
【俺はいいけどー、他…】
「永人くんはいいの?うわぁ~」
【なに】
「永人くんみたいにあたしの変なところも受け入れてくれる人を彼氏にしーよおっと!」
【うん、そうしな。なかなかいないと思うけどな】
「そうか?あたしって結構モテるから大丈夫だよ!」
【え?・・・頭大丈夫?】
「うるさいなぁ…架空の話だからしてみたいんじゃん」
【でも、地味じゃなくなったらモテるかも】
「ほんと!?一回モテてみたいなぁ♪夏休み明け、制服のスカート短くしてみようかな!」
頭の中で妄想が広がる。
夏休み明け、可愛くなってみんなから“可愛い~!”って言われて、男子からも急にモテ始めて、何人かから告白されて「誰と付き合おう…」状態になって・・・
「ぐっ…ふっ…!!ごめん!!」
妄想をしていると絶対に声がこぼれる。
永人くんから冷たい目で見られた。
あ~…でも、モテちゃったら女子から嫌われるじゃん!!
それは嫌だな。やっぱり恋愛より友達との関係性の方が大事だもんな。
【授業中もあんな感じでにやにやしてんだよ、咲って】
あずきはあたしのにやけ顔を真似した。
「そんなに変態みたいな顔をしてないよ!」
【今のあずきの顔(笑)】
【ちょっと~!見ないでよ~!】
【こんな至近距離でそんな顔されたら誰だって噴き出すって!(笑)】
【ねぇ~忘れて!?お願い!!ってか、咲のせいなんだけど!!】
【持って生まれた顔を人のせいにしない!(笑)】
永人くんと話していたうちに、あずきと照くんの距離がだいぶ縮まっていた。
微笑ましい。何だかとても嬉しく感じる。
「・・・ん!?
永人くんってあたしのこと咲って言ってるっけ?(笑)」
あんまり男子と会話しないあたしは、男子から呼び捨てで呼ばれることが滅多にない。
だからとっても驚いた。
【友達になってあげたつもりだから、咲って呼んだ】
「上からだな」
【でも俺のこと嫌いなんでしょ】
あ、これ絶対前に言ったこと根に持ってる(笑)
「別に嫌いじゃないよ」
【あっそー】
ふふふ(笑)あれは冗談で言ったのにな~。
「ていうか、永人くんこそ俺も嫌いって言ったよね~!」
【うん】
「素直に好きって言ったらいいのに~(笑)」
返事が返ってこない(笑)
チラッと永人くんを見ると【見ないで】だって(笑)
少しでも絡みを長くすると嫌がるから、そんなに人と関わることが好きじゃないのかな?
「ねぇねぇ」
【・・・】
「お節介なんだけどね」
【・・・】
「もっと素直になったらいいと思うよ。
そしたらもっと友達増えると思う!」
【うるさ】
「あ、ごめん…」
やっぱりお節介だった。
たまにこういうふうに余計なこと言っちゃうから、人から嫌われるんだよなぁ。
【宿題やってんの?】
「宿題はー…やってるけど進まない。永人くんは?」
【結構進んだ】
「へぇ~。あの多すぎる数学は?」
【数学は最初に手付けたから終わった】
「え?終わった!?終わったの!?」
【うん(笑)何その顔(笑)】
「は?うっさい」
とっさに永人くんの足を蹴った。
どうして人の顔見て笑うの?
失礼極まりない人(笑)
「今は変顔してないつもりなんだけど!?(笑)」
笑いが止まらない永人くんを見ていたらこっちまで笑えてきた。
「失礼すぎでしょ!何で笑ったの?(笑)
そんなにあたしおかしい顔した?」
何か顔に付いているのかもと急いで鏡を見ても、この不細工な顔だけで後は普通。
【いっつもさ思ってたんだけど…】
「なに?(笑)」
【いつでもオーバーリアクションだよね(笑)】
「え!?そうかな?」
【顔でも言葉でも体でも表現するじゃん。
どんだけ表現レベル高いの(笑)】
初めてそんなことを言われた。
笑いが止まらない。
「そうかな?(笑)」
【うん。結構すごいよ(笑)】
「見ててうるさい感じ?それとも、セーフ?」
【俺はいいけどー、他…】
「永人くんはいいの?うわぁ~」
【なに】
「永人くんみたいにあたしの変なところも受け入れてくれる人を彼氏にしーよおっと!」
【うん、そうしな。なかなかいないと思うけどな】
「そうか?あたしって結構モテるから大丈夫だよ!」
【え?・・・頭大丈夫?】
「うるさいなぁ…架空の話だからしてみたいんじゃん」
【でも、地味じゃなくなったらモテるかも】
「ほんと!?一回モテてみたいなぁ♪夏休み明け、制服のスカート短くしてみようかな!」
頭の中で妄想が広がる。
夏休み明け、可愛くなってみんなから“可愛い~!”って言われて、男子からも急にモテ始めて、何人かから告白されて「誰と付き合おう…」状態になって・・・
「ぐっ…ふっ…!!ごめん!!」
妄想をしていると絶対に声がこぼれる。
永人くんから冷たい目で見られた。
あ~…でも、モテちゃったら女子から嫌われるじゃん!!
それは嫌だな。やっぱり恋愛より友達との関係性の方が大事だもんな。
【授業中もあんな感じでにやにやしてんだよ、咲って】
あずきはあたしのにやけ顔を真似した。
「そんなに変態みたいな顔をしてないよ!」
【今のあずきの顔(笑)】
【ちょっと~!見ないでよ~!】
【こんな至近距離でそんな顔されたら誰だって噴き出すって!(笑)】
【ねぇ~忘れて!?お願い!!ってか、咲のせいなんだけど!!】
【持って生まれた顔を人のせいにしない!(笑)】
永人くんと話していたうちに、あずきと照くんの距離がだいぶ縮まっていた。
微笑ましい。何だかとても嬉しく感じる。
