お昼のメニューが完成した。
ご飯・コロッケ・サラダ・餃子スープ・フルーツポンチ
どれも美味しそう。一番手の込んだものはコロッケ。
一つだけハートの形にして、奇跡的にもそれが上手に仕上がった。
だから余計にテンションが上がってる。
「あずき、お母さん待ってないで先に食べない?」
車の掃除って言ったって帰ってくるの遅すぎ。
多分明日とか明後日の食材買いにどこかに行ってるはず。
【せっかく楽しみにしてくれてるんだし、もう少し待ってようよ】
「そう?分かった。ありがとっ」
【ねぇ今思い出したんだけどさ、小学校低学年のとき遊園地で会ったよね。覚えてる?】
「誰が?あずきとあたしが?」
【うんうん。うちの家族と咲の家族が。
でも、咲がお母さん待ってるんだって言ってたからすごい覚えてる!!】
「全然覚えてないわ…。遊園地行ったことさえも忘れた…。
なんでお母さん?どこに行ってたんだろ」
【分かんないけど、学校で咲に聞いたらお母さんが迷子になったのって言ってたよ(笑)】
「えー!?(笑)お母さんが迷子?(笑)信じらんない(笑)」
【面白いよね(笑)】
「その話本当なのか分かんないけど、本当にありそうな話(笑)」
お母さんにどこにいるのかLINEをすると、今家に着くからっていう返事が来た。
三人で食事なんて初めてかも。
あずきが家に遊びに来る日は、大抵家に誰もいない。
はぁ~。ケーキ楽しみだな~。
でも、二人で作ったご飯を食べる方が楽しみかも知れない♪♪
もし、彼氏ができたら作ってあげたい。
あたしはいつ好きな人ができるんだろう。
好きな人も彼氏も作ろうとしてないからダメなのかな?
積極的に行動すればいい?いや、でもあたしは自然と人を好きになるときを待つ!
ドアが開く音がした。
やっと帰ってきた!!
「どこ行って…!?!?」
【おじゃまします!】
【おじゃましまーす】
【どうぞどうぞ~♪咲ー!お友達連れてきたよー!】
・・・・え。ちょっと・・・。
照くんと永人くんが家に来た。
あずきを見ると、手を合わせてごめんって言っている。
「知らなかったんだけど…」
【サプライズ成功~!】
照くんはバンザイをして喜んでる。
いやいや…まさかね…。
【多めに作ったのは、この二人が来るからなの!】
「なるほどね」
だからあずき気合いれてたのか。(笑)
愛情込めてるように思えた(笑)
今思ったけど、お母さんがあたしにスカートを履かせた理由が分かったよ。
「お母さんが二人を駅まで迎えに行ったの?」
【うん、そうなの。さて、みんなで食べよう!お母さんお腹空いちゃった】
【俺もです!】
照くん…。元気で礼儀正しくて反応がいい人、お母さん好むんだよね…。
あ~・・・。お母さん余計なこと言わないといいな。
フードコートでも映画館でも今も、あたしの隣は永人くん。
永人くんのお皿を勝手に取り、サラダを分けた。
照くんとあずきは猫の話で盛り上がってる。
本当にお似合いなんだよね~。波長が合ってる。
「これね、ハート型に見える?」
いいや、このハートコロッケ永人くんに上げよう。
中にわさびでも入れればよかったな。
【ハート?】
「あったり~!」
【俺にくれるの?】
「うん」
・・・!めっちゃ嬉しそうな顔した!!
「今・・・!」
【なに】
すぐ無表情になった。
「素直に喜んだらいいのに~」
【見た目はいいけど味は分かんないじゃん】
「美味しいと思うよ~♪」
みんなの小さい頃の話をしたり、将来の夢とか、理想の結婚相手とか、いろんなことを和気あいあいと話した。
あずきは照くんに好みのタイプを聞いたり、勉強を教えてもらう約束までした!
夏休み明け、もしかしたら二人は付き合っているかも!!
「ほんとにお似合いだよね♪付き合ったらいいのに!」
【そうだね】
隣であたしの洗った食器を拭いてくれる永人くん。
空気を読んでこっちに来たんだと思う。
「そういえば、永人くんは彼女作らないの?」
永人くんに彼女がいないことをさっき知った。
【うーん。そのうちね】
「ふ~ん」
ご飯・コロッケ・サラダ・餃子スープ・フルーツポンチ
どれも美味しそう。一番手の込んだものはコロッケ。
一つだけハートの形にして、奇跡的にもそれが上手に仕上がった。
だから余計にテンションが上がってる。
「あずき、お母さん待ってないで先に食べない?」
車の掃除って言ったって帰ってくるの遅すぎ。
多分明日とか明後日の食材買いにどこかに行ってるはず。
【せっかく楽しみにしてくれてるんだし、もう少し待ってようよ】
「そう?分かった。ありがとっ」
【ねぇ今思い出したんだけどさ、小学校低学年のとき遊園地で会ったよね。覚えてる?】
「誰が?あずきとあたしが?」
【うんうん。うちの家族と咲の家族が。
でも、咲がお母さん待ってるんだって言ってたからすごい覚えてる!!】
「全然覚えてないわ…。遊園地行ったことさえも忘れた…。
なんでお母さん?どこに行ってたんだろ」
【分かんないけど、学校で咲に聞いたらお母さんが迷子になったのって言ってたよ(笑)】
「えー!?(笑)お母さんが迷子?(笑)信じらんない(笑)」
【面白いよね(笑)】
「その話本当なのか分かんないけど、本当にありそうな話(笑)」
お母さんにどこにいるのかLINEをすると、今家に着くからっていう返事が来た。
三人で食事なんて初めてかも。
あずきが家に遊びに来る日は、大抵家に誰もいない。
はぁ~。ケーキ楽しみだな~。
でも、二人で作ったご飯を食べる方が楽しみかも知れない♪♪
もし、彼氏ができたら作ってあげたい。
あたしはいつ好きな人ができるんだろう。
好きな人も彼氏も作ろうとしてないからダメなのかな?
積極的に行動すればいい?いや、でもあたしは自然と人を好きになるときを待つ!
ドアが開く音がした。
やっと帰ってきた!!
「どこ行って…!?!?」
【おじゃまします!】
【おじゃましまーす】
【どうぞどうぞ~♪咲ー!お友達連れてきたよー!】
・・・・え。ちょっと・・・。
照くんと永人くんが家に来た。
あずきを見ると、手を合わせてごめんって言っている。
「知らなかったんだけど…」
【サプライズ成功~!】
照くんはバンザイをして喜んでる。
いやいや…まさかね…。
【多めに作ったのは、この二人が来るからなの!】
「なるほどね」
だからあずき気合いれてたのか。(笑)
愛情込めてるように思えた(笑)
今思ったけど、お母さんがあたしにスカートを履かせた理由が分かったよ。
「お母さんが二人を駅まで迎えに行ったの?」
【うん、そうなの。さて、みんなで食べよう!お母さんお腹空いちゃった】
【俺もです!】
照くん…。元気で礼儀正しくて反応がいい人、お母さん好むんだよね…。
あ~・・・。お母さん余計なこと言わないといいな。
フードコートでも映画館でも今も、あたしの隣は永人くん。
永人くんのお皿を勝手に取り、サラダを分けた。
照くんとあずきは猫の話で盛り上がってる。
本当にお似合いなんだよね~。波長が合ってる。
「これね、ハート型に見える?」
いいや、このハートコロッケ永人くんに上げよう。
中にわさびでも入れればよかったな。
【ハート?】
「あったり~!」
【俺にくれるの?】
「うん」
・・・!めっちゃ嬉しそうな顔した!!
「今・・・!」
【なに】
すぐ無表情になった。
「素直に喜んだらいいのに~」
【見た目はいいけど味は分かんないじゃん】
「美味しいと思うよ~♪」
みんなの小さい頃の話をしたり、将来の夢とか、理想の結婚相手とか、いろんなことを和気あいあいと話した。
あずきは照くんに好みのタイプを聞いたり、勉強を教えてもらう約束までした!
夏休み明け、もしかしたら二人は付き合っているかも!!
「ほんとにお似合いだよね♪付き合ったらいいのに!」
【そうだね】
隣であたしの洗った食器を拭いてくれる永人くん。
空気を読んでこっちに来たんだと思う。
「そういえば、永人くんは彼女作らないの?」
永人くんに彼女がいないことをさっき知った。
【うーん。そのうちね】
「ふ~ん」
