「・・・なんで睨んでんの?」


拓真くんは茉耶ちゃんにそう質問した。


「別に・・・」


茉耶ちゃんはそっぽを向く。


それから、拓真くんはなにも言葉を返さず席に着く。


「美砂・・・、何かあったら私にいいなよ!」


拓真くんにも聞こえる声で茉耶ちゃんはそう言った。


そして、朝学活が始まった。


相変わらず静かな教室。


プリントが出たけど、やるのがめんどくさかった。


だから、昨日の事について振り返ってみる。


っていっても、頭を過ったのは学校での悲劇よりも・・・


その後の事。