オレンジ色の空.

「おはよー美砂!」


茉耶ちゃんはわざわざこっちに走ってきた。


「おはよう茉耶ちゃん」


私は、いつも通り挨拶を返した。


けど、勘の鋭い茉耶ちゃんは、すぐに気付いた。


っていうよりかは、気付いてくれた。


「・・・美砂・・・どうしたの?」


と、そう声を掛けてくれた。


「・・・・なにが?」


私は空元気で振る舞う。


「目・・・腫れてるよ?」


茉耶ちゃんの顔は真剣だった。


「・・・腫れてる・・・?」


慌てて鏡を見ると、目の下は真っ赤。


「美砂・・・なんでそんなに・・・」


もう・・・きっとごまかせない・・・。


そう思うと、自然に涙が出る。