私は弱虫だ。


自分がくじけたとき、その場に泣き崩れて・・・


誰かからの助けを待つ。


あの日もそうだった。


泣くことしかできなかった私に、


傘をさしてくれた。声を掛けてくれた。看病もしてくれた。


たくさんの事をしてくれた。


だから、私も彼方を助けたいと思った。


けど、彼方の背負う不幸は重すぎた。


今の私一人じゃとても抱えきれない位に大きい。


もうあんな顔しないで。もう、泣かないで・・・。


それは思うばかりで・・・・。


あなたは泣き続けて、苦しみ続ける。


私は、彼方を助けられないままなのかな・・・。