オレンジ色の空.

立ったとき、制服のスカート、髪の毛からは


ぽたぽたと雫が垂れてた。


髪の毛もぺしゃんこで・・・


肌に密着された衣類が気持ち悪く思えた。


けど、それより先に・・・私は顔を上げた。


見てみたかった・・・。


声をかけてくれた、その人の顔を・・・。


「・・・・・・ぁ・・・」


同じ学校の制服。


先輩かな・・・って思う位に背が高くて・・・。


優しそうな顔。


「寒いに決まってるよね・・・」


そう言うと、自分のブレザーを脱いで私にはおらせた。