『・・・大丈夫?』


私の頭上にさす1つの傘。


私には、その傘が太陽に見えた。


『そんなところにいたら、風邪引くよ』


その声に、ひどく癒される・・・。


『・・・立てる?』


そういって私の腕をひく。


はじめはその腕を拒んだ・・・。


その出会いが、私を変えてくれると知らなかったから・・・。