オレンジ色の空.

「・・・・・・っ!」


私は息をする事も失った。


心臓が止まるかと思った。


止まることはなかったけど・・・・・、


代わりに胸がすごく痛い。


「葉奈・・・聞いてくれ・・・俺は・・・」


そんな拓真くんの声がまた、聞こえた。


「葉奈が・・・・す、好き・・・っ!」


優しい声で、甘いような声で・・・


〝好き〟と言う言葉が聞こえた。


「・・・拓真・・・・私もね・・・好きだよ・・・」


それからすぐに、さっきの甲高い声がした。


「・・・ほんとか?!」


拓真くんの声が明るくなったのが声だけで分かった。


・・・今、どんな表情なんだろう・・・。


そう思ってそっと覗いてみる。


その時の拓真くんの笑顔は、一目惚れしたあの日より、眩しいものだった。