夕夜の方へ近づく途中 亮平に止められるけどそれを振り切り 夕夜の前に立つ。 悲しそうな顔を上げて 虚ろな目でみてくる。 「…殴って…くれるのか…?」 それには答えないで黙って手を振り上げる。 亮平が腕を掴もうとするけど、間に合わないで 手が振り下ろされる。 夕夜がギュッと目を瞑る。 「…………。」 …病院内に響くはずだった痛々しい音。 でもその音は響かない。