君はカギを閉めるのに真剣で無言だ。


廊下はシーンとしている。


私はこの空気にたえられなくて思ったことをとっさに口走ってしまった。


言ったとたん、後悔した。


だって、それは・・・



「好きな人いる?」


かえってくる返事が怖い。