狂った愛




あたしは、気づけば航汰にその事を話していた。



『......』



「あっ、いやっ、なんか暗くしちゃってごめんね!あー....帰るわ」




無言で居る航汰に、あたしは背を向けて歩き出す。





"帰る"




あたしに帰る場所なんてない。





どこ行こうかな。






そんな事を考えてたら、公園が見えた。






なんとなく入り、ベンチに座る。