それから、一ヶ月たった。

今は、だんだん気温も下がり、季節は、秋から冬に変わって、12月になった。

上着なしでは、生きていけられなさそうな寒さ。

「おはよ!」

ガラッとドアを開ける音と共に、声をあげる木戸。

白い息がふわりと口から出ている。

「あっ!雅君♪おはよぉ~」

I LOVE 木戸 女子軍団がダッシュで近寄る。

そんな女子に嫌な顔をせず、逆に笑顔を向ける。

そんな彼の魅力的な笑顔に惚れる女子達。

「きゃああああああ♪」

相変わらずだな…。

近所迷惑ですよ…。

まぁ、でも、そんな響くくらい黄色い声を出せるとか逆にすごいな…。w