キラキラの太陽

ともだち…。なのか?

友達…以下で…知り合い以上…?って感じ。

だって話しかけてこないし、話しかけないし…。

いざどんな関係かと聞かれると答えられないな…。

「えと…。た、田中…さん?」

しばらく考え込んでいると、心配そうに顔をのぞきこまれた。

『あ、ごめんなさい。大丈夫です…。』

私は無理矢理作り笑いを作った。すると、

「さ、さっきの質問で…あの、嫌な気持ちにさせたりしたらごめんなさい。」

高城さんは謝った。ペコッと頭を下げて。

…この子、きちんと謝れるいい子だ…。

こんな子、男子が好きにならないはずないよ。絶対、モテてるよ…。

そう思いながらながら見つめていると、高城さんは不思議そうに見つめ返してきた。

私は、すぐに返事を返してない事に気付き、慌てて言った。

『木戸とは…友達です。』

わざと目を合わせなかった。

そうなんですか!と、途端に笑顔になる高城さん。

返事をしなきゃと思って咄嗟に出た言葉は“、友達”だった。

嘘…ついちゃった。

ごめんなさい、高城さん。