キラキラの太陽

…あれ、何話せばいいの?

ドクン

何か…話題、話題を…。

ドクン

頭が真っ白ってこういうときのことを言うんだろう。

何も浮かばない。

何も分からない。

…分かるのは、皆からの視線だけ。

ドクン

心臓の音が、体に響く。

視線が怖い。

“何か言えよ”

そんな事を言ってるように見える目で見られてる気がする。

怖いよ……怖いよ……。

『はぁっ…はあっ…』

呼吸も荒くなってくる。

木戸も、黙って、私が何か言うのを待ってるだけ。

やだ…。

助けて…木戸!!

その時、グラリと私の視界が揺れた。

そこで、わたしの意識は途切れた。