俺は家に帰った。
するといつのまにかもう19時で、
夕飯だった。
「あれ?母さんとか父さんは?」
俺の兄貴、風(フウ)と、俺の弟、陽(ヨウ
)が待っていた。
「…仲良くディナー♪だって。」
鼻歌を歌いながら味噌汁を作ってんのが高2の風。兄貴。
「…まったく、バカップルなんだから。あの人たち」
呆れたようにため息をつきながらゲームをしているのが小6の陽。弟。
「兄貴。今日のご飯は?」
「今日?愛を込めた愛だよー」
「…冗談はいらねぇ」
あ、皆さん、兄貴はいつもこうなんで
引かないであげてください。
「もー、つまらないなぁ♪今日は、味噌汁とハンバーグだょ」
何だかんだ言って高校ではモテる兄貴。
「は、ハンバーグ?!ふ、風兄、今日、ハンバーグ?!」
と、興奮する陽。
案外、クールでシャイだけど可愛い奴。
「よしっ、はい、じゃあみんな座って」
「「「いただきます」」」

