「幸ー早くー」 どんだけ見たいのよ…。 パンッ すごい音がする… グラウンドのほうを見るとアイツがピッチングをしていた。 綺麗なフォームでスピードの速い球。 「…ち…さち…幸!!」 はっ!! 七瀬の声で我にかえる 「幸ー。もしや藤澤くんに見とれてたなー」 「な、ち、違うよ!!」 「えーでも顔真っ赤だよ?(笑)」 「違うってば!!ニヤニヤすんのやめてよー」 「ふーん。まぁ別にいいやー」