「あいつが!?ありえん」

怒りと興奮で声が大きくなってしまった。


「俺、有り得ない?」

もしや…

と、振り返るとアイツがいる。朝から会うなんて最悪だ…。



「なになに?知り合い?」

隣にも男の子がいる。


「うわっ。君スタイルいいね」

「あ、ど、どうも…」
なんか急に言われたから照れる…。


「俺、佐々木京平(ささききょうへい)西中だったけど、7組だったんだ!!あっ、きょうちゃんって呼んで♪」



よく喋る奴だ。
でも顔はイケメンだ…。



「高見幸です」


「もしかして…高見海さんの妹??」