「ははっ(笑)お前思ってること顔に出てるぞ。」





『!!! ごめんなさい……』





「まぁ、知らねー奴なのは確かだしな。東條零だ。」





東條…れい…さん





『私は…』





私はなんて名乗ればいい…?





あんな親のつけた名前なんか名乗りたくない





『…倉木…澪で…す』





やっぱり嘘はつけなかった




倉木澪…





これがあいつがつけた私の名前





そして二度と口にしたくない言葉





「澪か…。お前、自分の名前嫌いだろ」