さっそく私はマネージャーの仕事に
とりかかる。
なんだか
懐かしい。
わくわくしている
自分がいた。
まずは
洗濯をして
飲み物補給して…。
夏希は
そんな私を
じーっとみていた。
私はなんだか
照れ臭かった。
でも
私は
やっぱりこういう仕事が
好きなんだって
実感した。
外へでると
みんな
それぞれ練習していた。
編成をみると
3年生6人
2年生5人
1年生10人。
1年生が断トツで
多かった。
夏希と真琴は
1年生のなかの
キャプテンと
副キャプテン。
もうすぐ
大会がはじまる。
3年生全員は
選ばれようと頑張り
1、2年も
選ばれたいと願っている。
いいね。
青春。
ちょっと羨ましい。
でも
夏希は
なんで明日からいないのだろうか?
疑問におもったとき
真琴がちょうど
素振りから
帰ってきた。
「お、マネージャーじゃん!」
「真琴くん、なんで夏希くんはいなくなるの?」
真琴は
笑いながらいった。
「来年はもどってくるよ。あいつ、プロになりたいんだって!だから勉強しに行くのさ」
プロか…。
すごいんだね。
目線が違う。
夏希をみると
真剣な眼差しで
キャッチャーミットを
持っていた。
真琴は
夏希の側へいき
キャッチボールを頼んだ。
その様子は
キラキラしてる。
私はずっと
夏希を
みつめていた。
二人は
ずっと無言で
キャッチボールを
していた。

