学校って
なんであるんだろう。
だるくて
ただ大人のいうこと
きいてる学校に
魅力なんてない。
勉強終わったら
遊ぶか部活。
……そんなのも
かったるい。
恋?友情?
うーん
「美優ちゃん」
ちょっぴりオデブな
智美がにっこり笑っていた。
なんでか
知らないけど
智美は
私をすごく慕う…
こっちにとっては
いい迷惑。
でもそんなのは
いえないけど。
「なあに?」
「今日こそ来てよ!茶道部に」
「えー…」
「楽しいよ」
満面の笑みで
語る智美を
どこか冷めた目で
みていた。
中学校のときは
男子バスケのマネージャーだった。
でも
ある日
私がある先輩を好きになった途端
女子の目線がいたかった。
そういうのがめんどくさくて
部活に入りたくない。
怖い?
うん、かもね。
でも今は
自由になりたいだけ。
「悪いけど、やめとく」
「……そっかー。残念!
智美は寂しそうに笑った。智美はリュックを背負って
また私をみた。
「美優ちゃん、部活楽しいよ!絶対にはいりなよ!」
眩しい笑顔に私も
真似して笑顔をつくってみる。
「考えとく」
私の真似した笑顔に
満足した智美は
手を振って
去っていった。

