そんなこんなであれから2年。
なんだかんだ高校も同じで、クラスも離れることなく今に至る。
―放課後。
教室にて、二人で勉強会。
今日返却されたテストの結果よほど悪かったらしい。
廊下に貼られた『追試』のプリントにはあいつの名前も。
本人は危機感を感じたのか、あたしに「勉強を教えてください」とすがってきたのだ。
多分、明日は雪だ。
※今の季節は初夏です。
「…で、ここにy=36を代入して」
「……」
「そーそー。あとは計算するだけ」
「…おぉ!で、できた!」
「なぁんだ。やれば出来るじゃない」
「だろ?((ドヤァ」
「でもこれ基本中の基本だしW」
「Σえ……んじゃ次々!!応用問題しよ!!」
「はいはい」