「俺が俳句を作っていることは総司しか知らない。なぜ、未来の者が知っている?」
『そんなの知らない。調べたまでだろう』
調べたまでとか…調べたら出てくんのかよ…。
未来の事を色々話しながら渚はうかない顔になった。てか、俺いつからコイツのこと渚って呼んでんだよ…。
「どうした?」
『……信じてくれるのか?』
なんだ、そんなことか。
「お前は嘘、つかないだろ?第一、そう顔が物語っている」
『そっか、ありがとう。誰も信じてくれないと思ってた』
渚は笑った。俺はいつまでもこの笑顔が見ていたいと思った。
メニュー