新撰組~幕末に名をはせる者~






『……なんだ、ひじっかた…』






「落ち着いたか?」



土方の声と顔は優しかった。




『……ありっがと、落ち着いた』





そう言って微笑んだ。




その顔に土方は耳まで紅く染める。





『…ん?どうしたんだ土方』



すでに、いつものように戻ったコイツが言った。




俺は顔を背けて言った。



「落ち着いたならよかった」