ゆっくり近づき、頭をなでた。 相変わらず声を押し殺し泣いている。 俺は隣に腰かけ頭をなで続けた。 コイツ触ってると安心するな…… はっ、俺はなんてことを思っているんだ。まるでコイツのことが好きみたいじゃないか。コイツは間者かもしれないんだ。俺は副長。皆を守らなければいけないんだ。 土方も立場として辛いのである。