沖田が目を丸くしている。 私は無言で、もといた場所に戻る。 「……ってーな…」 『てめぇが悪りぃ』 渚がとてつもない殺気を纏いながら言う。 「……す、すごっすごいですよ、渚さん!!どうやったんですか!?そんな力!!」 『空手をやっていただけだ』 私は、幼い頃から空手をやっていた。全国1位とは言わないがそれくらいの実力はあるだろう。