リルラとミルが そんな会話をしていたとき―… 『刑事さん、僕に何か用ですか?』 僕は刑事さんの肩をつつきながら言う。 『え? あぁ、ミキくん…実は昨日こういうのを作ったんだ。』 そう言って刑事さんが見せてくれたものは―… 『地図?』 ホワイトボードいっぱいに張られている、街の地図だった。 『この地図…どうしたんですか!?』 『ふんっ! 俺が徹夜で作ったんだよ!!』 『スゴい…だから今日 刑事さん ゾンビみたいな顔してるんですね!』 『口を慎め、子供』