『あれ? ミルちゃんは?』


三郎さんが周りを見回す。



『ミルちゃんなら手当てを受けてるよ。隣の部屋にいるから。』



『はーい』








僕は隣の部屋を覗いた。




『ミル…』


『ミキくん…』



その部屋はベッドが2つ置いてあって意外と広い部屋だった。




僕はベッドに腰かけるミルの正面のベッドに座る。





『ミル、大丈夫?』



『ミキくんが居てくれるから大丈夫』


『っ…///』



また僕が照れるようなことを言う…


こんなこと言われないから緊張するのに…






『無理、しないでよ?』




そう言うと―…






ガバッ







ミルが僕に抱きついてきた。



『!? ミル!!?』


『抱き締めて』



え―…?