Vo.3







『三郎さーん!! 仕事ですよっ』


『うぃー』





こんにちは。
ミキです。



実は この前の事件の後―…


少し有名になった事務所に仕事が殺到!!


…殺到ってことは ないけど仕事が増えてきたんだ。



まぁ…僕が あの時 能力を発揮してなかったら こんなに有名になってませんでしたからね…



僕のお陰と思ってください。




すると三郎さんが―…



『旅行行くか?』












『『え???』』










『いや…だいぶ仕事増えて支給も貰えるし、貯まってきたからさ。
皆で旅行とか行くか?』







パァァァァと目を輝かせる。




『はいはーい!! あたしハリウッドが良いわ♪』

『グアムが良いですよ!』

『いやいや~、チャイニーズでしょぉ☆』






『皆バラバラだな…; じゃハワイな。何故なら俺が行きたいから』



『『オイ!!』』





僕たちの必死の説得は虚しく、仕方なく三郎さんが勝手に決めたハワイに行くことになった。