『じゃあ さっそく現場に行こう。ミキくん、仲間たちも呼んでくれ』


『はいっ! ところで…今回は どんな事件なんですか?』




『あぁ。殺人現場よ』



さつ…じ…ん…



僕は一瞬で固まる。



『今回の現場は少しグロテスクかもしれないな…まだ殺人された人の遺体が残ってるんだ』



『グロテスク…遺体…?』



『キャッ!? ミキくん震えがスゴいわよ!?』



『ぼぼぼぼ僕…無理です…事件解決ででででできませんっっっ』



『今更 何を言ってんだ!! 行くぞ!』



刑事さんが僕の腕を引っ張る。



『僕無理なんですって!! グロいのとか無理なんです~』


『そんな涙をボタボタ流さなくても…』


『無理です~』


『ミキくん…探偵になるには、こういう時の度胸とかも必要なのよ? 頑張りましょう?』