『そうだよ。依頼者なんて待つ時間があれば、仕事しろ! 仕事!!』



『三郎さん!! 僕の仕事は探偵なんですけど…』




この男の人は三郎さん。探偵事務所で一番 年上なんだ。




『諦めなよ、ミキ。お前が生きてるうちに依頼者なんて来ねぇよ。』



『三郎さん…よく探偵になれましたね。』





『ミキくん…僕だって依頼を受けたのは、たったの2回だよぉ? まぁ、僕は女性に ちやほやされるからかな?』





ウザ…




って違う違う


このナルシストは、僕と同じ探偵のシンゴ。



『悪かったですね! 僕は女性にモテないんで!』


『ハハっ!! そんなこと無いよぉ☆ ミキくんみたいに可愛い男の子はいないよ!!』



シンゴ…それフォローに なってんの…?