『あっ…そうだ! リルラ…』



『え?』




僕はポケットの中から小さな箱を出す。








『お誕生日おめでとう、リルラ』




『ミキくん…』






リルラは驚いたように僕を見る。






『わぁ…可愛い!!』



さっそくプレゼントの中身を開けてネックレスを取り出すリルラ。



『ねぇっ! ミキくんがつけて!!』


『へ? 僕がですか?』



『うんっお願いっ』




無邪気に笑うリルラに、僕はネックレスをつけてあげた。






『似合ってますよ』




『へへっありがとうミキくん…』









『おぉーい!! ミキ、リルラ!! ケーキきたぞケーキ!!』






後ろから叫ぶ三郎さん。




『三郎さん、リーダーに説教終わったんですね…;』



『ねっミキくん ケーキだって!! 行こうっ!!』