『ミキくん、お帰りなさい♪ どこ行ってたの?』


『リルラ、ただいま! 今日は…その…秘密ですよ♪ 秘密の場所の後は南北探偵事務所に居ました。』


『え"~!? 秘密ってどこ行ってたのよぉ~』


僕の頭を くしゃっと撫でるリルラ。


『お楽しみですよ♪』



だってリルラの誕生日プレゼント買ってきたんだから。



『おっミキ、今な…南北探偵事務所から電話があったんだけど…』


奥からスウェット姿の三郎さんが出てきた。



『南北探偵事務所から?』



『あぁ。レオ? とかいうヤツから…また明日も来いよって伝言してくれってさ…』




レオさん…





『なぁに? もう仲良し??』


リルラが興味深げに僕の顔を除き込んでくる。



『女の子とかいるの?』

『居ますけど…』

『好きになっちゃダメよ!!』


そう言ってリルラは二階へ上がってしまった。



『? リルラ…どうしたんだろう?』


『てめぇは どんだけ鈍感なんだ;』