『えっと…オレは、アルザス・コルシア。15歳。この探偵事務所の探偵です。よろしく…ミキくん!!』



『うんっよろしく、アルザス!』



僕とアルザスは握手する。






『えっと…私はロレーヌ・コルシア。アルザスの双子の妹です。その、よろしくね! 仲良くしてください! ミキくん♪』


『うん! こちらこそ宜しくね、ロレーヌ』





――……









『ミキくんは どうして不思議探偵事務所に入ったのさ?』



少ししてからアルザスが聞いてきた。



『え? …なんだろ…直感かな? 何か感じたんだ。この事務所じゃなきゃダメだっていうのが…。でも当たりだったよ。素敵な人ばかりだから…不思議探偵事務所は!』


『ふ~ん。ミキくんなら南北探偵事務所でも良かったんじゃね?』


『でも、やっぱり僕は不思議探偵事務所だけですから!』