『おぅ~い、かえったぞ~』
レオさんが そう言うと…
『おかえりなさぁ~い』
可愛らしい女の人の声が聞こえた。
そして奥から背の高い女の人が出てきた。
おそらく さっきの声の人だろうなぁ…。
『あら? この子、新入りの子?』
『ちげぇよ。剱崎ミキ! あの不思議探偵事務所の探偵だよ』
『どうも。初めまして、不思議探偵事務所の剱崎ミキです』
僕はその女の人に右手を差し出す。
『あら~また随分とカワイイ男の子ね。礼儀正しいし! あたしは南北探偵事務所のリーダーのルアン。よろしくね、ミキくん♪』
『はい!』
僕は笑顔で手を握り返す。

