不思議探偵団☆





『おぅ~い、かえったぞ~』


レオさんが そう言うと…


『おかえりなさぁ~い』



可愛らしい女の人の声が聞こえた。


そして奥から背の高い女の人が出てきた。


おそらく さっきの声の人だろうなぁ…。


『あら? この子、新入りの子?』


『ちげぇよ。剱崎ミキ! あの不思議探偵事務所の探偵だよ』


『どうも。初めまして、不思議探偵事務所の剱崎ミキです』


僕はその女の人に右手を差し出す。



『あら~また随分とカワイイ男の子ね。礼儀正しいし! あたしは南北探偵事務所のリーダーのルアン。よろしくね、ミキくん♪』


『はい!』




僕は笑顔で手を握り返す。