不思議探偵団☆





『なぁ~、ミキ、このあと暇?』



『え? 別に用事は無いですけど…』



『じゃーあ強制連行! 南北探偵事務所まで来いよっ。おめーに拒否権はねぇーい!!』



『どえーーー!? 何でですかぁぁ!?』







…僕は そのままレオさんに南北探偵事務所へと連行されてしまったのだ…。





南北探偵事務所は さっきのジュエリー店から約10分のところにあった。


だけど…不思議探偵事務所とは打って変わって、南北探偵事務所は凄く古い感じだった。


3階建てのビルのちょうど真ん中に事務所はあった。


『…ここが南北探偵事務所ですか…』


『そうだよ。きたねぇけど、ゆっくりしてけっ!!』


そう言って事務所の重そうなドアを開けた。