『なぁ~、ミキ、このあと暇?』
『え? 別に用事は無いですけど…』
『じゃーあ強制連行! 南北探偵事務所まで来いよっ。おめーに拒否権はねぇーい!!』
『どえーーー!? 何でですかぁぁ!?』
…僕は そのままレオさんに南北探偵事務所へと連行されてしまったのだ…。
南北探偵事務所は さっきのジュエリー店から約10分のところにあった。
だけど…不思議探偵事務所とは打って変わって、南北探偵事務所は凄く古い感じだった。
3階建てのビルのちょうど真ん中に事務所はあった。
『…ここが南北探偵事務所ですか…』
『そうだよ。きたねぇけど、ゆっくりしてけっ!!』
そう言って事務所の重そうなドアを開けた。

