ルナはじっとして、動かないでいる。 そんなルナを見ていると―… ルナが… ポケットから何か取り出した…!? 暗くて それが何かも分からなかったけど、 『カチッ』って音がして、僕の疑いは確信に変わった。 あれは… ルナの手に持っているものは… ライターなんじゃないか? ルナはライターを手にしたまま動かない。 僕は ゆっくりルナに近寄った。 『ルナ…』 後ろからルナに声を掛ける。 『!? ミキくん…!?』