『なっ…ルナが犯人だって言うの!?』



ユラナさんが直ぐ様 反発する。



『あの子は そんな子じゃないわ!! …あたしはルナを信じてるもの…』



ユラナさんの目から一筋の涙が流れた。




『僕だって…こんなこと言いたくないですよ。でも…その可能性が高いです』



『そうか…じゃあルナさんを捜査してみる価値はあるな。ユラナ、辛いだろうけど今は仕事だ。ミキくんたちもルナさんの調査に協力してくれ』


『はい…』





外の雨は、泣き叫ぶかのように嘆いている。




その音を聞きたくなくて…






僕は耳をふさいだ。