僕は ゆっくりと顔を上げる。












そこに座っていたのは…








紛れもない、僕の初恋の人、ルナだった。















『ミキくん、シンゴくん、今回の被害を少し説明するよ』


ルナの正面の椅子に座っていた刑事さんが立って僕たちの方へ近づいてきた。





『今回はユラナの妹が被害に遭った。

今回はルナさんが放課後、教室に残っていたら、いきなりロッカーが燃え始め、教室全体が焼かれるという被害だった。

幸い、ルナさんには怪我がなかった。

犯人は また被害を起こすに違いない。

怪我人が出る前までに 何としても捕まえたいんだ。

今回も協力頼むよ!』



『刑事さんの愛しのユラナさんですもんねぇ~。僕たちが協力しますよ!!』


『なっっ///!!?』





僕は とりあえず、普通に振る舞うことにした。



もう…彼女を意識したくないんだ…