『ミキくん、ボクで良かったら聞くよぉ?』


『聞きたいだけでしょう』


『いいからぁ~!!』




『ったく…


僕は、高校に入学したときから ずっと大好きだった人が居たんですよ。


いつも目で追って…一言でも喋れた その日はホントに嬉しくて…

おかしくなるくらい好きだったんです。



友達にも協力してもらって、ある日僕は彼女に告白しようとしたんです。



放課後、学校の中を探し回って…
やっと彼女を見つけたと思ったら…













彼女と学校の先生がキスしてたのを見てしまったんです。












別に禁断の愛が許せないってことじゃなくて…ショックだったんです。


キスの相手は40歳の先生っていうのとか、

ずっと大好きだった人がっていうのとか…



それ以上に、彼女が そんなことを するっていうことがショックだったんです。



結局、彼女の真実を知ってしまったし、僕も学校に飽きてきたので辞めましたけど…


こんな実らない恋をしたんで、もう恋をするのが怖いんです―…』