あぁ、今日も綺麗な青空だな。 こんな青空を自由に飛び回れたら… なんて窓の外を眺めて想像を巡らせる私を現実に引き戻すかのように、 勢いよく風が通り抜ける。 「わぷっ…!」 一瞬、私の呼吸を妨げた風は、 私の長い髪をなびかせ、 机の上にあったプリントをのせて教室をはしりまわった。 「あっやば…」 席を勢いよく立ち上がってプリントを目で追う。 プリントの行き先は… 「あ…」