ある、日曜日のことだった。

ハクトは高校2年生になったばかりの春だったかな。





お母さんも、お父さんも、同窓会で泊まりで帰ってこない。



ハクトは、安定の夜遊び。



ワタシは、1人リビングでくつろいでいた。


ガチャンーー…


『…ハクト?』


玄関が開いて誰か入ってきた。


ハクトにしては、早いな。



と、ドアを開けて迎える。