「おい。」


「どうしたの?」


「俺スルーしてんぢゃねーよ。」

あ、忘れてた(笑)


「別にいーぢゃない。私だって友達つくりたいんだからー」

あゆちゃんが不機嫌そうにいい放った。

「…まぁいいや、俺の名前は鷹匠桃李。よろしく」

あれ?この人よくみるとキレイな顔してるなぁ~


「あら珍しーあんたが自分から名乗るなんて」


「わりーかよ」


「…あ、あの!」


「「なに?」」

2人が一斉に振り向いた。

「あゆちゃんと桃李くんはどういう関係なの?」

そんなに親しげに話してるってことは…恋人だったり?♪

「私と桃李は幼馴染みよ!」

あれ?そうなんだぁー…ちょっと残念…

「あ、だから仲良いんだね~♪」


「「仲良くない!!」」

キレイに2人の声がハモった。


ついあたしはくすくす笑ってしまった。


「なに笑ってんのよ~」


「なんか…面白くって~」

あゆちゃんと桃李くんに向かっていうと、

「まぁいいけどー。」

と、なんとも不機嫌そうな返事が返ってきた。

「ご、ごめんね?」

あたしが謝るとあゆちゃんは笑顔で、

「別に怒ってないわよ笑」

なんだぁーよかったぁ♪



「そろそろ席つけよ~!!」

中年オヤジの先生が声をかけた。



あゆちゃんはあたしの前の席で、とっても楽しくなりそう♪