2つのボール


耳元でそう囁かれた私の目の前は、一気にカラフルになったような気がした



「急で驚いたかもしれないけど、俺は本気だぜ? お前は……どうなんだ?」


「わっ、私も…………。祐斗のこと、ずっと好きだった!!」




その瞬間、私を抱きしめる腕の強さが、さらに強くなった
























夢みたいだよ……

私、祐斗の“彼女”になることができたんだよね……?

嬉しいよ……***