2つのボール

あけみんと話しているとき……


― ガラガラッ ―



……来た。


私を不安な気持ちにさせる張本人……。





「おぅ、祐斗じゃねーか!!」


「相変わらず、真っ黒だな(笑」




……な、なんなの!?


あの人、あんな人気者だったの!?



“祐斗”とという名前らしい人の周りには、あっという間に人が集まっていった。




「うるせーな!!野球やってんだから、しょーがねーだろ!!」


「だよな!! 祐斗、野球バカだもんな!!(笑」


「おぃ、最後の一言余計だぞ」


「ホントのことだからいーだろ、別に」



ギャハハハハッ!!