ファイナルゲームに入ってからもお互い譲らない展開のまま進んだ試合。 必死にボールを追いかけた。 2人でいろいろな攻め方をした。 …でも、結局負けたのは私たちで。 あの時、もっとサーブで攻めていたら? あの時、もっとレシーブで攻めていたら? あの時、もっと前に出ていたら? あの時、もっと……… 思い出したらきりがない。 いくら悔やんでも悔やみきれない。 前に進まなきゃ、ってわかってるのに――