「千里っ!!諦めんなっ!!」 え……!? この声って…… 振り返った先、そこにいたのは紛れもない、祐斗だった。 見ると汗だくで、どうやら部活終わりらしかった。 すると、少し遅れてやって来たのは颯と拓。 「そうだぞ!絶対勝てよなっ」 「もちろん、明美もな!」 …………。 みんな………。 「……明美」 「……うん」 「勝つしか…ないね」 「勝つしか…ないよ!」